新たな活動期にあたり~withコロナの時代に…~

昨年、こうべユースネットは設立20周年となる節目の年を迎え、多くの関係者の皆さまにお集まりいただき、記念式典を実施することができました。                                                                                        あらためて心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

そして令和5年度は、21年目の活動期となり、青少年施設並びに野外活動施設の「運営に集中!その事業に集中!」をコンセプトに、子ども・若者の育成支援事業により一層注力した実践活動に取り組みます。ウィズコロナの時代を見据えた新しい生活様式の中、子ども・若者が自ら考えて行動し問題を解決し、主体的に活動ができ社会教育の領域で自己成長の支援となりうる事業展開に、しっかりとねらいを持ち、展開することのできる事業に取り組みます。

加えて、子ども・若者のニーズに添い、子ども・若者とともに居場所について思い考え、安全で安心して過ごすことができ、人と人がつながり様々な学びや生きた体験活動の場となり、一人でも多くの子ども・若者が心豊かに幸せな状態(Well-being)でいることができる居場所づくり(サードプレイス)に積極的に取り組みます。

【主な支援事業におけるコンセプト(ねらい)】

●生活困窮者学習支援事業

参加者個々の「今ここで起こっていることに気づき」一人ひとりに寄り添い「その時その瞬間その時間」を大切に捉えて学習支援の場づくりに全力で取り組みます。

●こども・若者(ヤング)ケアラーの交流と情報交換の場「ふぅのひろば」

出会い つながり ひびきあい 居たい 行きたい ふぅのひろば

さらに、子ども・若者を中心に考え全国の実践団体とのつながりを強化し、そのネットワークを大切に情報交換や実践交流を通じて、ともに学びあう主体的な研修の場「ユースワーカー」の養成に引き続き取り組みます。

種々検討を進めてきました、子ども・若者を中心にすべての方々の第3の居場所づくり(サードプレイス)事業「いとこんちKOBE@ひょうご~お茶の間プロジェクト~」に「ソーシャルペダゴジー」の理念を大切に捉え、地域の皆さんのご協力をいただき集う様々な人々が「ありのままの自分を大切にされる場」となるように実践活動をスタートします!

引き続き、こうべユースネットの活動にご理解ご協力、そして大きな声援をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

※ソーシャルペダゴジーとは                                                                      「社会教育」「社会における子育て」を意味する言葉で、子ども・若者の「福祉」「教育」「心理」                                     それぞれと関係しつつも、どれか1つには収まらない独自の概念です。                                                   教師、福祉専門家、心理職、青少年施設職員(ユースワーカー)等、子ども・若者とともに働く                                                             実践家が、それぞれの専門分野をこえて、子ども・若者の最善の利益を目指し互いに連携・協働することです。

2023年7月

理 事 長  辻  幸 志(Koji TSUJI)